Tunnel Effect
DP2 Merrill / 30mmf2.8
僕は、モノクロというと、切り絵や版画なんかを連想することがあります。
写真についても、そういうところからして、アナログで手作業的な感覚を自然と感じて、また、求めることがあるんじゃないかと思います。
けれども、こういう写真を切り絵か版画にするのはかなり無理っぽい。
しかし、無理っぽいだけであって、不可能とは言い切れない。
「不可能とは言い切れない」という、その線の先からが芸術の範疇なのかもしれませんね。
同時に、そんなことをやる必要というのも必ずしもないわけであって、やはり「必要ではない」という、その線の先に芸術の範疇があるような気もします。
したがって、写真=芸術ではないと思うし、どの写真が芸術かなんて、多数決でしか判断できないのではと思います。
というか、そもそも写真についての真理なんて、たったの1個だけだと思います。
『どんなにやる気があって、いい場所にいて、ウデが良くっても、カメラがないと撮れない』