2015/10/16//Fri.
巨樹を訪ねる 虫川の大杉
niigata1523.jpg
DP2 Merrill / 30mmf2.8
MX-1

 新潟!
 後から考えてみれば、なんという巨樹王国だったことでしょうか。
 この「虫川の大杉」を見ていただいてもわかる通り、関東では見られないような相当な強者ぞろいで、思わず仰け反るばかりです。

 立派な諏訪神社のケヤキを街中で拝んで、幸先良く始まった新潟巨樹めぐり。
 日本海側から関東へ下る道のりで、新潟県を横断しつつ目についた巨樹を星座みたいに結んで行きます。

 「虫川の大杉」は、有名かつ地元に愛されている樹らしく、北越急行「ほくほく線」にはその名も「虫川大杉」という駅があります。
 車窓からの風景もきれいだろうし、こういう電車でのんびり巡ってみるってのはいいだろうなあ……。
 駅から大杉までも、歩いて行ける距離です。

niigata1515.jpg

 その「虫川の大杉」ですが、白山神社の正面に立って、その巨大な影との初対面の瞬間、この身がすくむような感じが全てです。
 お社の縮尺がおかしい、ミニチュアみたいに見えます……。

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 杉と一言に言っても、いろいろな姿があるのだということを、巨樹たちに教わっています。
 三浦杉のようにどこまでもまっすぐに伸びて行くものもあれば、一転、この虫川の大杉は枝で語る樹という感じがします。

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 異様であり、威容という感じ。
 雪がたくさん降る風土の影響もあるのでしょうか。

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 太い枝の何本かは、横に広がった先で垂直に立ち上がっています。
 これがとても摩訶不思議。

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 なんらかの意志を持っているのはもはや間違いない……まるで大蛇のようです。
 着生した別の種類の植物が青い葉を見せていますね。

niigata1525.jpg

 改めて正面から捉えてみると、こういう。
 もしかすると、これはもはや樹の枝の上に生えている新しい別の樹なのでは?
 などと、変なことを考えてみたくもなります。
 実際、この垂直に伸びている「枝」も、普通の杉の樹一本分はあるサイズです。

niigata1520.jpg

 というわけで、何ともものすごい立ち姿です。
 写真をクリックすると大きくなるようにしましたので、是非、より大きなサイズで見ていただきたいです。
 このボリューム感、スケールのでかさが伝わればいいな……。

niigata1521.jpg

 裏側は小高い土手になっており、草をかき分けながら登ってみると、ようやくてっぺんまで見えるようになりました。
 それでまたなお、なんて樹なんだ……と、ため息が出ます。
 何本も垂直に立ち上がっている大枝がものすごい。
 上に行くに従って、一本の樹というより、林のようになってる……。
 (この写真も大きくできます)

niigata1522.jpg

 訪ねるにあたって、インパクト絶大だったのが、実はグーグルのストリートビュー。
 地図上に史跡マークで表示されたので、これ見えるんじゃない? と、ぽこっとドロップしてみたら、こんな壮絶な風景!
 実際道路からこう見えるんですが、こんな風景ってあるかよ!
 何にも知らないで通ったら、ビビリますよ。

niigata1524.jpg

 解説文。
 地域の人たちにとても慕われている樹で、一時期は弱ってきたものの、樹勢回復の手当や、根の周囲に歩道を作って直接踏まないようにするなどの努力の結果、今の姿があるとのことです。
 西側の幹の大穴も、板金できれいに塞いであります。
 地域と一緒に、これからも長く長く生きていってください。



niigata1516.jpg

「虫川の大杉」
新潟県上越市浦川原区虫川 白山神社
樹齢:1000年
樹種:スギ
樹高:30メートル
幹周:10.6メートル

>> 2015/10/16 07:36
伸びたい方に伸びたいだけ伸びた
枝の数がものすごく多いです!
すごい… こわいような気持ちにもなります。
夜は行けないですね。
トタンがお店のシャッターにも見えたりして
ガラガラッと開きそうです(笑)
>> 2015/10/16 23:10
随分前に派遣で一緒に就業した同業者が新潟出身で『新潟は杉と男は育たない』という言い伝えがあると教えてもらったのですが、めっちゃ育ってますよね。

その同業者に変に気に入られて仕事中じーっと見つめられてやたら話しかけられてちょっと怖かったことも同時に思い出しました…。
>> 2015/10/17 06:22
ぴよ社長さん>
おはようございます。
確かに、夜こんな樹を前にしたら、逃げ出したくなるかもしれません。
すぐさま身に危険を感じるというような恐怖ではなく、自分より遥かに巨大な存在と、それが持つ意志への畏怖というところだと思います。
そう考えると、これまでのいずれの巨樹たちも、夜には訪ねたくないような気になってきます。

そう、僕もお店のシャッターみたいだと思ったんですよ(笑)。
実際そのくらいの大きさがあるし、意外と夜は狐かなにかがボンヤリした灯りをともしてお店をやってたりして。
それはそれでちょっとコワイかも。
>> 2015/10/17 06:25
さかしたさん>
思い出させてしまってすみません……。
って、そう来るとは思ってなかったし!(苦笑)

実際新潟の巨樹はほとんどが杉で、あとは欅という感じでした。
水が豊かで土もいいはずなので、大きく育つのは間違いないと思いますが……あれかな、「まっすぐ育たない」と言いたいのかな。
確かに変わった形の樹が多かったようですヨ。
>> 2015/10/17 21:36
むむむっ、これも『スゴイ!』としか言葉が出ないレベルの巨樹ですね!
何と言っても枝振りがスゴイなと・・・。
私も先日、かなりの大物に会いに行ってきましたが、そのスゴさを写し撮るのは難しいと改めて実感です。
>> 2015/10/18 16:21
RYO-JIさん>
こんにちは。
おお、さっそくRYO-JIさんのところもチェックしに行かねば。
西日本の巨木というのは自分じゃ撮りにいけないし、新鮮です!

巨木撮るの、難しいですよね。
広角は必要なんですけど、引きで撮ってりゃいいかというと、そうじゃないと思うんです。
ここまで巨大だと、ポートレートでもあり風景写真でもあるという撮り方になってきますね。
自分がどこをどう見てスゴいと思ったのか伝えないとと思います。








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狛です。
スナップ経由の風景写真、巨樹探訪旅、無計画な遠出の紀行文。
スバル・フォレスターが来て、調子に乗っているようです。

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「巨樹を訪ねる」

・写真展(2013.2)・
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