2016/10/26//Wed.
巨樹を訪ねる 高宮神社のアカガシ
kanasago1613.jpg
K-1 / FA 35mmf2 / SIGMA 28mmf1.8 EX DG

 「万畑の千年カシ」からの、まさかのカシの巨樹2連続です。
 実に好対照な2本となったので、ぜひ併せてご覧ください。

 「高宮神社のアカガシ」は、前述の「万畑の千年カシ」から車で数十分の所にあったと記憶しています。
 曖昧な書き方をしているのは、道中かなりの山道で、ソロソロ運転のあまり、距離にあるまじき時間がかかったから。
 それでも、スリルドライブしても見に行って良かったと思うような、活力に溢れた樹でした。

kanasago1624.jpg

 高宮神社は鬱蒼とした森の中にあり……そこまで至るにも深い山中を危なっかしく走らないといけないのですが、本当にこの先に神社なんてあるのか? と真剣に不安になるような入り口で車を降りなければなりません。
 100メートルほど進んでいくと、神社よりまず先に巨大なアカガシに出会うことになります。
 幹周5メートル台と、数値的にはそんなもんかと思うようですが、写真で伝わるでしょうか、空を抱えるように枝を広く広げ、無数の緑の葉を茂らせています。
 幹周よりも数倍して巨大さを感じさせ、思わず見上げて息を飲みます。

kanasago1615.jpg

 そばへ寄ればかなりの巨体であるのは間違いありません。
 どっしりとして重そうな幹。
 「万畑の千年カシ」と同類の樹とは思えないような質感です。

kanasago1616.jpg

 主幹は太いまま枝分かれせず立ち上がって行きます。
 この重量感はかなりのもので、シルエットが四角く見えるかのよう、かなり筋肉質な感じですね。
 樹齢は300年そこそこ、まさに巨樹盛りというところでしょうか。

kanasago1620.jpg

 カシは、ごく一般的な樹木でありつつ、巨樹の部類に入るものはそう多くはないようです。
 加えて、杉のように幹周10何メートルとか、そこまで大きくもならないようです。
 確認されている最大のもので11メートルというのがあるようですが、アベレージからすればそれほど大きくはない。
 やはりそこは「木」に「堅い」と書いて「樫」ですから、成長が遅く、その分身が詰まった木であるというアイデンティティなのでしょう。

kanasago1619.jpg

 高宮神社は、この神木であるアカガシの横を通り、鳥居をくぐり、急な(消えかけの)階段をどんどん登った先にあります。
 かなり息が切れ、暑い時期だったので汗まみれになりました。
 途中の斜面にもかなり大きなカシの木が立っており、神木のアカガシの親族なのだろうと思いました。

kanasago1618.jpg

 ハアハア言いながらたどり着いた質素な高宮神社。
 周りには妙にたくさんの鉄砲百合が咲いていました。

kanasago1625.jpg

 見晴らしがよく、ここまで登ってきた感満点。
 なんか、茨城離れした?ような風景かもしれませんね。


kanasago1622.jpg

 そして、再び下ってきて、アカガシの元へ。
 衝動に従って、逞しい姿を仰ぎ見るように撮ってみます。
 枝張りは25メートルもあるそうです。 
 この姿を見ていると、こっちまで背筋を伸ばしたくなる、生きる活力を与えてくれる樹だと思いました。

kanasago1621.jpg

 樹と。
 やはりすぐそばまでアプローチできることで、より大きさを実感することができます。
 それも、樹が健康であるからできることなのですが、そうであれば広角レンズで寄ることもできるし、写真には余計巨大に写るかもしれませんね。

kanasago1612.jpg

 解説文。
 「万畑の千年カシ」はシラカシで、こちらはアカガシ。
 紅白のカシの巨樹を訪ねたということで、縁起が良かったかもしれません。

kanasago1623.jpg

「高宮神社のアカガシ」
茨城県常陸太田市赤土町
樹齢:310年
樹種:アカガシ
樹高:25メートル
幹周:5.4メートル

>> 2016/10/27 22:46
すんごい男らしい樫ですねぇ!
こちらの神社さん気になって調べたらご祭神が日本武尊だけどたむらまろさんが立ち寄って祠建てたそうで。
武尊とたむらまろさんの邂逅!と想像してニヤニヤしてしまったw
>> 2016/10/28 08:09
明るいところに生えていると
同じ木でもこんなに印象が変わるんですね。
最後の方の広角の写真、いいなぁ〜。
新しいMacで補正はじめましたか?
>> 2016/10/28 20:51
おおー、ほんとまさかのカシの2連チャン。
しかもこっちはあっちと違って明るさを感じる巨樹ですね。
ここまでガラリと印象が違うのに驚きです。
大きく広がった枝を見ているだけで元気になれそうですよ。

ところで狛さんは巨樹を撮り進むうちに、もっと広角なレンズが欲しくなりませんか?
自分は少なくとも、20mmクラスで撮ってみたいという思いが・・・。
そうなるとそこそこの出費が必要なんで実現しませんが(汗)。
>> 2016/10/28 22:12
さかしたさん>
ほれぼれするくらいマッシヴですよね。
神社の謂れは、僕もこのカシの情報と共に読んだのですが、そうだった気がします。
武人に縁のある神社なんですね。
だからしてご神木のカシもこういう感じがぴったり(笑)。


>> 2016/10/28 22:24
ぴよ社長さん>
場所がまたいいですよね〜。
訪れた時間もまた良かったのかもしれません。
この樹の写真はそういう舞台装置が良かったのかもしれず、補正は何もしていません。
というか、ライトルームの無料版、ろくに使う暇もなく期日が過ぎてしまった(涙)。
新しいMacは見えすぎな感じもありますが、軽くて快適です。

>> 2016/10/28 22:40
RYO-JIさん>
そう、これが怖くない方のカシです(笑)。
ポジティヴな巨樹の良さを存分に発散しています。
上に上に伸びた枝が鹿の角のようにも見えますよね。

フルサイズで撮るようになってから、28ミリでも十分だという気分です。
フィルム時代のスナップでは20ミリも使ってて、今でも持っていますが、やはり誇張が結構キツいですからね。
元のフォルムをできるだけ歪めないで迫力出して寄るのには、やはり28ミリくらいが使いやすいです。
たまには超広角とか魚眼とかでグワッとやらかすのもいいとも思いますけどね。








ブログ管理人にのみ表示を許可する

[TOP]



ブログランキングにも参加しています。
気に入った写真や記事があったら、押していただけると嬉しいです。

にほんブログ村 写真ブログ スナップ写真へ にほんブログ村 写真ブログ 建物・街写真へ にほんブログ村 写真ブログへ
プロフィール

狛

Author:狛
狛です。
スナップ経由の風景写真、巨樹探訪旅、無計画な遠出の紀行文。
スバル・フォレスターが来て、調子に乗っているようです。

・巨樹探訪旅やってます。・
「巨樹を訪ねる」

・写真展(2013.2)・
「旅の、まだ途中」
(Web版が見られます)



カテゴリー検索と表示
<<全タイトル列挙 >>


最近の記事とそのほか
最近のコメント
月別アーカイヴ
リンク
道具

FA35mmf2 
Pancolar80mmf1.8 
K-7 
K-1 
Sigma28mmf1.8 
OtherCamera 
Flektogon35mmf2.4 
CZ・Ultron50mmf1.8 
MX-1 
Distagon35mmf2.8 
DP2Merrill 
ТАИР-11А135mmf2.8 
smc-m150mmf3.5 
DA21mmf3.2 
EBC・Fujinon(55mm&135mm) 
smcTakumar28mmf3.5 
Travenar50mmf2.8 
smc-m50mmf1.7 
OptioA30 
smc-m28mmf2.8 
smc-m20mmf4 
Pancolar50mmf1.8 
smcTakumar105mmf2.8 
SuperTakumar35mmf3.5 
Flektogon20mmf2.8 
ESPIOmini 
smcTakumar35mmf2 
Helioplan40mmf4.5 
SMC・Takumar55mmf1.8 
FujicaDate 



www.flickr.com
This is a Flickr badge showing public photos and videos from coma222. Make your own badge here.
copyright (C) 2006 アンダー・コンストラクションズ all rights reserved. [ template by 白黒素材 ]
//