2017/01/07//Sat.
年越し東海旅行 静岡、沼津界隈
fujikawa1702.jpg
MX-1
K-1 / SIGMA 28mmf1.8 EX DG
 
 東京、首都高という壁に阻まれ、これまで駒を先に進めたことがなかった西への旅。
 忘年会複数に納会、なんでそんなに「会」が必要なんだよ、とぼやきながらも、それらを終了させ、大晦日に出発です。

 大晦日の首都高は、その前日にみんな帰ってるせいか、さほど混んでいませんでした。
 問題はその先からで、まず海老名。
 ここはいつでも混んでる印象です。
 いくつかの合流があるし、でかいサービスエリアがデパートみたいになってて、むしろここが観光地化しているという(会社旅行でも必ず立ち寄るんですが、そんなに面白いか、ここ?)。
 つまり海老名単体で渋滞を巻き起こす。
 それだけは知っていたので、事前にトイレ休憩は済ませてあります。
 さいわい、その海老名渋滞自体も、膠着して動かなくなるようなものではなく、ノロノロと進み、やがては元どおり走り出しました。
mishima1703.jpg

 静岡に入り、沼津にあるという巨樹を探すことにしました。
 天気は晴天、次第に存在感を増す富士山の見事なこと。
 やっぱり富士山は特別だなあと縁起良く思います。

 途中、三島大社コッチという標識を見つけ、瞬間的にルートを変更。
 大社周辺はかなり混雑しており、なんか無礼な運転をする連中が多いので、プップー、パッパー、みたいな雰囲気が絶えず。
 駐車場も少ないし、こりゃあ、初詣は大変だな。
 少し離れた市営駐車場が空いてたので、そこに停め、行ってみることにしました。

mishima1701.jpg

 ちょうど昼だったので、角のお蕎麦屋さんに。
 年越しを控えた蕎麦屋の卓に自然と溶け込むLX。
 これはこれで日本のデザインって感じがしますねえ。

 お蕎麦屋さんは、年越し蕎麦をテイクアウトする人たちもたくさんいて、とても忙しそう。
 都合、ここで食った肉蕎麦が今年の年越し蕎麦代わりになるというわけです。
 展開次第では、車中で緑の狸でも食ってラジオで除夜の鐘を聞くというのもオツだと思ったのですが、流れ的に今回はそうならず。

mishima1702.jpg

 ※それにしても、今回の名古屋旅行の写真、見てても呆れるくらい食い物ばっかり(笑)。
  食い物写真に興味がない身としては、そういうのばっかり並ぶのは癪に障るので、小さく載せときます。

 しかし、意表を突かれたのがお蕎麦で、つゆがかなり甘い。
 みりんが多いのか……おまけで頼んだ天丼もかなり甘く、醤油王国で真っ黒いそばつゆに浸って育った我々は、どうも腑に落ちません。
 蕎麦自体は美味しいんですけどね、どうも締まらない感じ。
 この辺りはみんなこうなのか?


 さて、三嶋大社になぜ立ち寄ったかと言えば、有名かつ大きな神社だからというのに加えて、樹齢1200年を超える金木犀の巨樹があるということを大社の名前を見た瞬間に電撃的に思い出したから、という狛です。
 これはいいお土産が増えるわい、と、勇んでまずはお参りを済ませ、樹を探すわけですが、どうにも見つからず。
 あれえ、おかしい。
 と思いきや、実際のところ金木犀は巨樹ではなく、それゆえに目が見落としていたのでした。

mishima1704.jpg

 これがそう。
 書籍で見ていた感じでは、扇状にいくつもの枝を広げ、こんもりと緑の葉をつけ、花が咲けば10キロ先まで香りが届いたという……その時は確かに巨樹と呼べたのかもしれません。
 金木犀としては今の状態でも大きいと言えるのですが、かつての状態とは似ても似つかない姿になってしまっています。
 巨樹というか、老樹という感じ。
 大枝には折れた跡があるし、主幹も裂けたようになっています。
 一方の枝は葉をつけていますが、おそらくこれを生かそうとしたためか、他の枝も切られてしまっていました。
 かろうじて生をつないでいるという状態ではないでしょうか。

 この樹にどう言葉をかければ良いのか?
 これまでもこういう例には遭遇してきましたが、そのたびに悩んでいます。
 「期待はずれだった」と言ってしまうべきか……それは違うと思う。
 しかし、面と向かってみると、「頑張って生きてくれ」と言うのも、また少し違う気がするのです。
 結局、言葉少なに立ち去るしかなく、三嶋大社を後にしました。

 (続く)
>> 2017/01/07 09:45
この辺りに住む人は、年がら年中どこからでも
富士山をこうして見ているんでしょうね。
これが日常というのがすごいなぁ〜。

金木犀、元々巨木になりにくい木なのかもしれないですが
こんなに大きなものは、やはり見た事がありません。
なんて声をかけましょうかね…おつかれさま、でしょうか。

私も醤油は甘くないほうがいいですね。
特にお寿司とか。
>> 2017/01/07 23:55
わーい食べ物写真だー(嬉々とする
天丼のたれは甘くない方が好み。蕎麦はほどほどに。うろんは白だしがいい。
わたしの好みなんか書いても仕方ないんですが、やはり旅の食べ物は最大の敵ですよ。
元々甘いのが好きじゃないのでお好み焼きもたこ焼きも醤油でいただく者には家以外は全て難敵なんですがね。

三嶋大社に行かれたんですね。
わたしは未訪なんですがいつか行きたいと一応計画だけは立ててあります。
大山祇命はお酒の神様でもあるのでなんか因縁めいたものを感じたわ狛さんと。

わたしが金木犀に声をかけるなら「がんばったよね」だな。
狛さんが撮影してきた巨樹はいつもずっとそこに居て見守ってきたものばかりでまだまだがんばってる木もあれば朽ち果てそうなものもあるじゃないですか。
命あるものいつかはなくなるから期待せず朽ち果てたらお疲れさまと心の中で労ってたまに思い出すのがちょうどいいかなぁと思ったりします。
あまり上手く言えないけどね。
>> 2017/01/08 17:54
ぴよ社長さん>
僕も静岡県に行くたびそう思います。
こんな絶景も、日常になるんだろうかと。
あっ、山梨県の人もね。
金木犀は残念でしたが、それじゃあ、たまたまネットとかで今の状況を知ったら、見に行かなかったかと訊かれると、心苦しいところです。
人間、特に俺は浅はかで弱いなっておもいます。
>> 2017/01/08 18:12
さかしたさん>
食いがあわないと長居は無理ですもんね。
つゆやしょうゆはとくに。
ヤマサの濃口でないと(笑)。

三島大社は大層立派でした。鹿園もあったしね。
初詣を控えて緊張感が漂っていたような。
上にも書きましたが、折れたり伐られたりした樹との出会いをどう受け止めるか、やはり感情移入してしまいます。
そして、遅かったか……という悔しさ。
これからもこういうことは体験すると思いますが、即物的にはなりたくないですね。
そういうめんどくさい人間のまま巨樹を見ていきます。
>> 2017/01/08 22:03
樹齢1200年を超える金木犀ですか!
そんな金木犀あるんですねぇ、いや、びっくり、まったくの想像外。
でもその姿を見る限りでは・・・。
確かに言葉を失いますね。
恐らく自分はその気持ちを表現することすらできないでしょう。
そんな出会いもまた巨樹巡りの一部なんですねぇ。
>> 2017/01/09 00:16
RYO-JIさん>
巨樹としてはなかなかない樹種なので、僕も気になっていたんです。
参考にしている本が古い(1990年代)というのもあり、当時の写真とのギャップは衝撃的でした。
RYO-JIさんの言う通りです。
歴史があり、現在があるというのが、巨樹巡りなんですね。
考えてみれば万物そうですが、生きているものだけに、またかけがえなく思います……。








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狛です。
スナップ経由の風景写真、巨樹探訪旅、無計画な遠出の紀行文。
スバル・フォレスターが来て、調子に乗っているようです。

・巨樹探訪旅やってます。・
「巨樹を訪ねる」

・写真展(2013.2)・
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