2017/04/16//Sun.
巨樹を訪ねる 吉高の大桜
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K-1 / SIGMA 28mmf1.8 EX DG / FA35mmf2 / CZJ Pancolar 80mmf1.8

 千葉県印西市は、都心への利便性も高い一方で利根川沿いの自然環境も持ち合わせ、住みやすさランキングで連続首位をとったという、注目度の高い街です。
 中心部は相当高度に開発されていますが、周辺部はずっとのどかな田園風景。
 そこに、全国でも稀に見るくらいの立派な山桜があると知り、雨の中でしたが、訪ねに行くことにしました。

 桜に至るには、丘の上の集落へのごく細い道を登っていかねばなりません。
 加えて、有名な樹であるので、この時期は混雑を避けるために交通整理体制が敷かれます。
 (詳しくは、道中の記事も参照のこと)
 このあたりがちょっと窮屈で、諦めようかとも思いましたが、結果としては、迷いを振り切って力押しで見に行った甲斐のある、すごい桜だったと思います。


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 本降りの雨の中、車を降り、数百メートルの坂道を歩いて桜の樹まで至ります。
 枝ぶりの規模を見た途端、おおっと声をあげるようなスケール感。

 樹は個人所有となっていて、畑の中にありますが、周囲は丁寧に整備されています。
 少し小高い築山のようなところに育っていて、周囲の囲いを咲き乱れる菜の花畑がガード、さらにその外側の広範囲に渡って柔らかなウッドチップが敷き詰められています。
 どれだけ大切に思われているかが伺えますね。

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 そして、これが正面から対峙した「吉高の大桜」の姿。
 圧倒されるような山桜、まさに桜の巨樹です。
 山桜ということもあってか、ソメイヨシノよりも野生の逞しさがにじみ出ているかのようです。

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 しかし、残念ながら花は満開とはいかず。
 ソメイヨシノの満開宣言は出たものの、山桜は若干時期が遅くなるようです。
 警備体制を敷いていたガードマンのおじさんが、
「これを何分咲きかって訊かれてもねえ……」
 なんてこぼしてましたが。
 一部咲きくらいかな。

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 とは言え、ひとたび満開になると、2、3日しか保たないそうで。
 休みが合わないというのはもちろんのことながら、タイミング的に相当シビアそう。
 満開を撮ろうと思ったら、こりゃあキャンプしかないかな。
 なんて。
 でも、最大幅24メートルというこの枝のスケール感からして、満開になったとすれば、さぞものすごいことになるに違いありません。
 会社休んででも密着して撮る価値がありそう……写真撮りとしての熱意が試されそうな題材です。

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 ガードマンのおじさんは、雨の中見に来たこちらを不憫に思ったのか、自分のもののように「ごめんね」なんて言ってくれました。
 確かに傘は風とカメラのために役に立たず、ズボンはずぶ濡れでした。
 その上、満開にタイミングが合わず……でも安心してください、こちらとしては巨樹として見に来ているんで、全然平気です!
 このすごい幹を見れば、これだけで訪ねて来た苦労が報われるというものではないですか。
 (……そう説明したら、「そうなの、ではごゆっくり」と言ってました)

 大事にされている成果なのか、とても健やかそうな樹です。
 枝の欠損などもなさそうで、のびのび、広大な範囲に枝を広げていました。

inzai1703.jpg

 解説文。
 根周りで数値を出していますが、先輩諸氏(巨樹の)がおっしゃるように、根周りと幹周りの大きさはほぼ同じなので、6メートルほどはあると見て良いでしょう。

 この記事をまとめている今頃、満開なのかな……と思うとそわそわするようですが、きっと大人気で、こんな風にじっくり撮ることはできないかもしれません。


inzai1708.jpg

「吉高の大桜」
千葉県印西市吉高
樹齢:300年
樹種:ヤマザクラ
樹高:11.7メートル
幹周:6メートル


>> 2017/04/17 21:25
苔むした幹が年季を感じさせていいなぁ。
満開前にも関わらず、見るものを楽しませてくれるような佇まい。
そしてシトシト降る雨も手伝って、いかにも日本的な味わい深い情緒を感じます。
熱いお茶と美味しい饅頭をいただきながらゆっくり観賞したいです(笑)。
添え木がたくさんあることからして、相当広範囲に枝を伸ばしているんでしょうね。
これが満開になったら、さぞかし見ごたえのある桜だろうと想像してワクワクします(笑)。

桜にとって一番美しい姿は、年に2~3日しかもたないんでしょうけど、
それを狙って時間を問わず熱心に撮影に訪れる人は尊敬しますね。

私も一番好きな桜は今年も撮ったんですが、県内一の桜の巨樹がそろそろ満開のようで
なんとしてでも撮りに行こうと色々画策してます(笑)。
>> 2017/04/18 07:25
RYO-JIさん>
満開ではなかったですが、見ごたえ十分でした。
巨樹としてのレベルも高いと思います。
蕾の段階というのも、これからを期待させて良いもんですが、山桜は咲くと本当にあっという間に葉っぱになってしまいますね。
ござでも敷いて、良い天気の中、寝転がってのんびり眺めていたいものです。
そういう、自分だけのお花見スポットがどこかにないかな……。
こんな巨樹は無理でしょうけどね。

海沿いの我が地方では、桜に関しても不利だと言わねばなりません。
やはり、そちらや、東北などの山あいなどの澄んだ空気の場所がやはり本場ですよね。
県内一の桜の巨樹ですか……何としてでも撮ってきてください!(笑)








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スバル・フォレスターが来て、調子に乗っているようです。

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