2017/04/25//Tue.
巨樹を訪ねる 長光寺のしだれ桜
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K-1 / SIGMA 28mmf1.8 EX DG / FA35mmf2 / CZJ Pancolar 80mmf1.8

 巨大な山桜である「吉高の大桜」は、いまだ一分咲きというところでしたが、同日だったのに、こちらはすでに散ってしまっていました。
 桜を撮るというのは、本当に難しいなと思い知ります。

 「長光寺のしだれ桜」。
 壮大なしだれエドヒガンザクラです。

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 八街市は千葉県の内陸部に位置しており、なんと言っても名産のピーナッツで有名ですが、土壌がよく肥えていて、他にもたくましい作物が盛りだくさんの土地柄です。
 長光寺は広々とした敷地を持つ、このあたりではおそらく一番大きなお寺で、どちらを向いても格式高い感じを受けます。

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 門をくぐってまっすぐ参道を進むと、どーんと出くわすのが、このシダレザクラの巨樹。
 根元から長大な大枝を伸ばした姿が、驚異的でもあり、優雅でもあり、満開でなくとも、とにかく目を引かれます。

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 幹周は5メートル。
 桜としてはもちろんかなりの巨体ですが、枝張りの広大さは、その幹からしてもアンバランスに思えるほどです。
 枝張り面積は800平方メートル(242坪)を超えるとのこと。
 これを支えるんだから、根はものすごい張り方をしているのでしょう。
 ひょっとすると、建物の下もみんな根かも。

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 裏側に回って、苔むした幹を見る。
 奥に参道と門が見えます。
 こうして腕を広げて、来る人を出迎えてくれるわけです。

 それにしても凄まじい情報量。
 満開の時に見たら、それこそ、狂おしいような景観になるんだと思います。
 いや、桜を求めて来る人がいっぱいで、それどころじゃないかな。

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 実際、時期は過ぎていても(ましてやこの日は結構な降りでしたが)、桜を見に来る人は後を絶ちません。
 しだれの無数の枝の下に入って見上げていると、まるで広大高密度な宇宙を観じているかのようです。
 仏教の寺院にぴったり……というか、それが育んできた桜だからこそ、という方が正しいでしょうか。

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 さて、ちょっと引いて、こちらは隣にある二世木です。
 本体を挿し木して増やした、後継者的な分身というところ。
 こちらはまだ多めに花が残っていて、サービスしてもらった気分。

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 雨の日の白い光が、紅色に染め上げられているかのように感じました。

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 枝ぶりからも、いろいろな方向から眺めて見たくなる樹です。

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 なんだかんだと書きましたが、結局はこれに尽きます。
「一度満開の姿を見てみたい……」
 満開の花の宇宙を、下から見上げてみたいものですね。
 自分が余計小さく思えるだろうな……。

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 解説文。

yachimata1711.jpg

「長光寺のしだれ桜」
千葉県山武市埴谷 長光寺
樹齢:300年
樹種:エドヒガンザクラ
樹高:15メートル
幹周:5メートル
>> 2017/04/27 22:37
枝張り面積が800平方メートルを超えるって・・・。
巨樹では珍しいサイズ表現方法ですが、単にメートルよりもその大きさが伝わりやすいかも。
添え木もたくさんあって、かなりの広がりぶりですね。
満開の時に見ることが出来たら、忘れられないでしょう、きっと。

桜は満開で晴れの時が、一番わかりやすくキレイなせいもあって、
そのままストレートに撮ってしまい、結果キレイけれど全然面白くない
写真を量産してしまってるんですよ、毎年。
狛さんの2本の巨樹桜写真を見て、満開前や散り際、雨、早朝、夕方なんかにも
もっとというか、むしろ撮るべきだと思えました。
>> 2017/04/28 23:49
RYO-JIさん>
幹周や樹高ときて、最近は最大枝張りやその面積なんかも興味深いデータになってきましたね(笑)。
242坪というと、畳なら484畳ということですか。すげえな。
しだれ桜はその傘の下に入って見上げることができるので、それはもう壮大で、息をのむようです。

桜写真はほんとに難しいです。
日本人はもうみんな桜とカメラが大好きだから、必ず桜の写真を撮るけど、それ撮ってどうすんだよ、というような写真になってしまいますよね。
桜を自分のものにすることができていないというか……僕もそうです。
そうなってしまう難しい桜だからこそ、RYO-JIさんがおっしゃるように、いろんな条件や角度で付き合って、親密になって撮る、みたいなことが大切になってくるかもしれませんね。








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