2017/10/06//Fri.
巨樹を訪ねる 那須のこうやまき
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K-1 / SIGMA 28mmf1.8 EX DG / FA35mmf2

 栃木県那須郡那須町、芦屋の街並みを見下ろす高台に、文明年間(1469~86)太田道灌が設計し、後に地元の芦野資興が修築したという「桜ヶ城」の城跡があります。
 芦屋氏陣屋跡として城の姿はすでにありませんが、その築城記念として植えられた高野槙(コウヤマキ)が今もなお健在だということを知り、夏の盛りに訪ねてきました。

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 芦屋氏の歴史をはじめとする地域の歴史を語り継ぐ歴史資料館。
 かなりモダンな建築です。

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 施設の横の遊歩道のようなところを進んでいくと、城塞跡へ登っていく案内板がありました。
 訪ねに来る人がいるのか、高野槙の存在を示すものもあります。

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 とはいえ、小高い城塞への道は、夏にはこんな感じに。
 緑に埋め尽くされた石段を確かめ確かめ登って行きますが、開けた陣屋跡らしき場所に出ても、一面膝丈くらいの草の海です。
 やはり、あまり積極的な来客があるところではないのでしょう……。
 実際、登って行ったのは自分だけでした。

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 陣屋跡の、さらに一段高くなったようなところに、高野槙はありました。
 他の木々も少なからずありますが、明らかに他とは違った雰囲気を発していました。
 草のせいでどこが丘の上り口かもわからない状態、ようやく石段を見つけて登っていくと、正面にドンと現れます。

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 高野槙は、名の通り高野山付近の山中に産する日本固有の樹種です。
 古代から高貴な人物の棺桶に使われるなど材木としては非常に高級で、むしろシンボリックにその存在を扱われることが多い。
 姿がいいので身近にあればいいなと思うものの、庶民の庭木にするのは恐れ多いような……。
 幹は杉のよう、全体の姿は松のようにも見えるし、しかし葉は槙というような外見は、奥ゆかしくありつつも目を引きます。

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 高野槙自体の全体数もそこまで多くはないようで、いわゆる巨樹として、幹周が5メートルを超えるようなものは滅多にありません。
 成長速度がそれほど早くないのかもしれません。
 そのような中で、この樹は幹周5.4メートルと、全国でもベスト10に入るだろう大きさを誇っています。
 実際、側まで行くと、巨樹と呼ぶにふさわしい貫禄を感じることができます。

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 幹周囲を判断する目通り高さより少し上部がさらに太くなっています。
 大枝にあるのは、キツツキなどが空けた穴でしょうか。
 
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 茂る枝葉の数々は、夏の日を緑色に染めます。
 枝が折れたような箇所はあるものの概ね健全、まだまだ長い時代を生きていってくれそうです。
 何か厳然とした意志を感じるような、それをもって長い年月を生きてきた樹であると感じました。
 城が完成した時ただ一本植えられた記念樹であるので、周囲に同種のものがないのも当然ですが、無口で孤高……のような印象を受けました。

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 この正面から見た凛とした佇まいがやはり印象的。
 枝張りは広くありませんが、幹の立ち姿が実にかっこいい樹です。
 それこそ武将のようだとすら思いました。

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 人間との比較はこんな感じ。
 予想外に道が悪く、気温も高く、毛虫もいたりして、ちょっと大変な思いをして撮ってます(笑)。

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 解説文。
 おそらく、昭和32年の認定時の文句だと思われるので、樹齢はさらに60年ほど経過しているのでは。
 ここにも書いてありますが、確かに記念樹にふさわしい威厳ある姿。
 城がなくなって草叢と化しても、かつての空気を感じさせてくれるかのようです。


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「那須のこうやまき」
 那須郡那須町芦野 芦野氏陣屋跡
 樹齢:530年
 樹種:コウヤマキ
 樹高:24メートル
 幹周:5.4メートル
>> 2017/10/07 00:13
奇遇ですね、わたしも道灌くんが携わったものについてちょっと書きました。
もう少しコメントしようと思ったのですが、ちょうど地震が来て鳥さまが暴れてしまったのでなだめてるうちに何書こうとし他のか忘れてしまいました…(´・ω・`)
>> 2017/10/08 00:12
築城記念樹・・・恥ずかしながら初めて知りました。
これまで城跡に行くと、結構立派な樹を見たりしていましたが、
そんなイベント?風習?があるんですねぇ。
実は今月、栃木に行く用事(私用w)があるので、「おっ!」と思いましたが、
アクセスはともかく、一面膝丈くらいの草の海と聞いて諦めました(笑)。
私だったら、こんな状況では前に進めないと(汗)。
根元ではなく、その少し上が実際の最大幹周というのも珍しい。
樹齢がまだ500年程しか経っていない(感覚が狂ってきているw)ので、
これからの成長がまだまだ楽しみな巨樹ですね!
>> 2017/10/08 12:10
さかしたさん>
太田道灌は「くん」なんすか……(笑)。
>> 2017/10/08 12:38
RYO-JIさん>
記念樹としての巨樹、記念に植えたらでっかくなっちまった!というパターンですが、さらに城がなくなっちまった! という。
学校などでも卒業生が樹を植えてくのはよくあると思うんですが、そういうのが巨大に育つという例もあるにはあるみたいですね。
茨城でも、100年前の卒業記念樹の桜が名物になってる小学校があります。
ぐるぐる樹の周りを回って撮って行くわけですが、向きによっては土手が切り立っていて、モミの木に寄りかかって撮らないと落ちそうになったり。
これからもずっと城の記憶を宿して生きていってくれると思います。
そのうち未来、ここに別の城が建ったりして(笑)。
栃木にも立派な神社や巨樹もいくつかあるので、可能なら訪ねてみてください。








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スバル・フォレスターが来て、調子に乗っているようです。

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