2017/11/03//Fri.
巨樹を訪ねる 南馬場の大楠
fukuoka1714.jpg
K-1 / HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR

 「鈍土羅の樟」を探していた時、目指すべき熊野神社と間違えて熊野速玉神社を見つけてしまったのですが、実はここにも見るべき大きな楠があることがわかりました。
 朝早くから動き出したおかげで時間もあったし、近所だったし、ついでと思って行ったのですが、これもぜひ見るべきと言っていい素晴らしい樹でした。


fukuoka1718.jpg

 いかにも歴史がありそうな神社。
 ここへ向かってくる時に、さて巨樹のあるその神社はどこだろ? と迷う恐れはまずありません。
 周囲に高い建物がないし、ということは、かなり遠くからでもこの樹がドーンとそびえているのが一目瞭然だからです。

fukuoka1717.jpg

 いい樹に出会う日です。
 幹に空洞などは全然ないし、鈍土羅の樟にも増して若々しく、みずみずしいです。
 囲いなどもないので、直接幹を見上げることができるのも嬉しい。
 この樹の巨大さを完全に味わうことができます。

fukuoka1719.jpg

 目測でこのくらいかと見積もってみるところ、おそらく目通り9メートル〜ほどの太さではないかと。
 こぶやねじくれ、枝分かれもないプロポーションの良い樹なので数字的には伸びませんが、この辺もこの樹が若いという証拠なのではないかと思います。
 楠というのは、ここからが巨樹としての見せ所になってくるのではないかな……色々な物語がここに作用して、複雑な形に幅が広がり、これまで見てきたような、度肝を抜かれるような大きさに変貌していくのではないかと。

fukuoka1716.jpg

 しかしながら、この樹の魅力は、幹ではなく枝、樹冠ではないかと思います。
 樹高もかなりありますが、枝張りが豊かで、幹の側で見上げると視界全部が枝葉の天井に覆われます。
 それがとても高いところにあるから、まるで体育館くらいの規模があります。
 想像してみてください……体育館の天井が、枝や葉っぱでいっぱいなんですよ。

 そこに、黄金色の朝の光が差し込み始め、それはそれはすごく美しい眺めでした。
 鳥たちがすごくたくさんいる。
 無数のよく鳴く小鳥たち、巣をかけている山鳩、もっと大きな鳥……ここが彼らのアパートなのでしょう。
 朝がきた、さあさあ今日も出かける時間だ、支度はできたか、お母さんごはんまだー? ……とかなんとか、大変賑やかなドラマがたくさん、見上げる視界の中に散らばっていました。

fukuoka1713.jpg

 とりわけ伝説などはなく、注目もしていませんでしたが、ストレートに立派だと思える樹でした。
 嬉しがって撮っていると、朝の散歩のおばさん登場。
 速玉様を撮ってるん? 速玉様はここにはおらんのよー、と、よくわかんない神社の情報を授けてくれました。
 いや、この樹を……いい樹ですね、と褒めると、逆に渋い顔をして。
 そうなん、もうとにかくでっかくて鬱蒼としてねえ、これのせいでせっかくの花火も何も見えんのよーホント。
 だそうです(苦笑)。
 まあ確かに、この大きさと枝張りではね。


 解説文を見つけられなかったのですが、実はあったようです(あるいは、今はないのかも)。
 他のサイトさんなどを参照すると、この熊野速玉神社は1300年くらいの歴史があるそうで、神社建立と同時に植えられたのがこの楠だとされているとのこと。
 ということは、樹齢1300年!?
 いや、いや、それはないと思いますよ?(笑)
 

fukuoka1720.jpg

「南馬場の大樟」
 福岡県八女市馬場 熊野速玉神社
 樹齢:300年以上
 樹種:クスノキ
 樹高:35メートル(目測)
 幹周:9メートル(目測)
>> 2017/11/03 22:24
速玉さまが居ない理由がすごく知りたい。
なんかドキドキしちゃう(ぇ
>> 2017/11/05 07:34
さかしたさん>
神社好きの人はそこ行くと思ってました(笑)。
確か、台風だか災害で被害を受けて、この楠の枝も折れたようなんですが(で、建物をぶっ壊した)、その時にどこかに避難してそれきり、とか言ってたような気がします。
どこそこって固有名詞が飛び交って理解できなかったのですが、おばさんはそこを知ってるみたい。
ネクスト・ミステリー。
僕は次の楠に向かいます。
>> 2017/11/05 22:39
これまたいいクスノキですね!
樹皮が全然まだまだ若々しいし、幹にもハリがありそう(笑)。

鳥さんたちのアパートということは、それだけ親しみがある巨樹なんでしょうね。
人間の我々でさえ、巨樹の個性を感じ取れる(気がしている)くらいですから、
そういうのに敏感そうな動物たちが住んでいるなら間違いない。
だって樹齢が古く、畏怖を感じさせる巨樹には動物はいなさそうだし(笑)。

しかし同じ巨樹でも、捉え方は人それぞれですね。
こんな立派な巨樹を邪魔だなんて・・・。

>> 2017/11/07 13:53
RYO-JIさん>
さすがなコメントありがとうございます!(笑)
そう、確かに、おっかない樹には鳥たちも寄ってない感じがありますね。
鬱蒼とした森のど真ん中にあって、そうした存在感をまとっている樹も見たことがあります。

こんな海っぺりの関東民としては、こんな巨大な樹がそばにある生活というのはちょっと想像しがたいところがあります。
まあ、結構古くからの住宅がごみごみしてる中にある神社でしたので、こういう枝張りも樹高もある巨樹はとりわけ目立ちますね。

いや、でも僕なら毎朝挨拶しに行きますけどね。
おばさんと喧嘩になりそう(笑)。










ブログ管理人にのみ表示を許可する

[TOP]



ブログランキングにも参加しています。
気に入った写真や記事があったら、押していただけると嬉しいです。

にほんブログ村 写真ブログ スナップ写真へ にほんブログ村 写真ブログ 建物・街写真へ にほんブログ村 写真ブログへ
プロフィール

狛

Author:狛
狛です。
スナップ経由の風景写真、巨樹探訪旅、無計画な遠出の紀行文。
スバル・フォレスターが来て、調子に乗っているようです。

・巨樹探訪旅やってます。・
「巨樹を訪ねる」

・写真展(2013.2)・
「旅の、まだ途中」
(Web版が見られます)



カテゴリー検索と表示
<<全タイトル列挙 >>


最近の記事とそのほか
最近のコメント
月別アーカイヴ
リンク
道具

HDPENTAX-DFA28-105mm 
K-1 
CZ・Ultron50mmf1.8 
OtherCamera 
Sigma28mmf1.8 
FA35mmf2 
Flektogon20mmf2.8 
Pancolar80mmf1.8 
K-7 
Flektogon35mmf2.4 
MX-1 
Distagon35mmf2.8 
DP2Merrill 
ТАИР-11А135mmf2.8 
smc-m150mmf3.5 
DA21mmf3.2 
EBC・Fujinon(55mm&135mm) 
smcTakumar28mmf3.5 
Travenar50mmf2.8 
smc-m50mmf1.7 
OptioA30 
smc-m28mmf2.8 
smc-m20mmf4 
Pancolar50mmf1.8 
smcTakumar105mmf2.8 
SuperTakumar35mmf3.5 
ESPIOmini 
smcTakumar35mmf2 
Helioplan40mmf4.5 
SMC・Takumar55mmf1.8 
FujicaDate 



www.flickr.com
This is a Flickr badge showing public photos and videos from coma222. Make your own badge here.
copyright (C) 2006 アンダー・コンストラクションズ all rights reserved. [ template by 白黒素材 ]
//