2018/02/19//Mon.
西日本長距離車旅 岐阜県に突入、白山中居神社
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VANTRUE X1 / Drive Recorder
K-1 / HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR

 出発から9日を経、九州から走り始めた旅は、いよいよド真ん中日本・岐阜県に突入です。
 それでは、また地道に。
 長くなりますけれども、地道に進む旅にお付き合い下さい。


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 滋賀県、琵琶湖畔の道の駅でおはようございます。

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 というか、もはや出発です。
 なんか夢を見た気がしますが……忘れちゃったな。
 少し冷えたような感じもある夜でした。
 隣にわざわざ寄り添うようにトラック停めてくるの、やめてほしい。
 いや、アイドリングさえ切ってくれれば。

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 少しでも琵琶湖が見てみたいと思うのですが、標高が全く無くて見渡せず、かつ湖まで簡単にはたどり着けず。
 走ってみたらいずれ目に入るかと思いきや、すぐに山影が迫ります。
 猪苗代湖でもそうでしたが、こうした巨大な湖というのは見るべきところから見るものなのでしょう。
 運よく見られても、想像した風景ではないことも多いですよね。
 気が向いたら、またいずれ訪ねて来よう、そういうことにします。

 朝靄の中北上すると、間も無く滋賀県を出て、福井県敦賀市に入ります。
 ああ、敦賀には行ったことがある。気比さんとカツ丼(ソース)とラーメンと原発と松原と八百比丘尼の町。
 あの時はまだ電車旅でしたが、自分と町の波長が合うのか、また行きたいと感じた都市でした。
 道草したい気もすごくありますが、これもまた今度ということにして進んで……。

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 だんだんと風景がこんもりとしてきてませんか。
 山に雲がかかっておる。

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 途中の町ではそばまつりをやっているらしく。
 これも非常に気になったのですけどね。
 あてどもなくこういうところにさまよい込みたい。
 あれっ、そばまつりなんてやってるんですか? いいですねえ。なんて言ってさ。

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 町を抜けるとすぐにまた山が深くなります。
 同じ10月なかばでも、やはりこれまで通ってきた地方(特に九州とか)とは、木々の雰囲気も全く違うものです。
 うっすら色づいていますね。

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 岐阜県に近づけば近づくほど、どんどん、際限なく山が深くなるようです。
 馬鹿呑気な太平洋岸の民に言わせてもらえれば、岐阜県よ、お前は一体どこにあるんですか? という感。

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 スノーシェッドまで。
 アップダウンとカーブも車を試すかのような魅力的なものに変わってきます。
 こういう時、普通にCVT任せで走ってるより、マニュアルモードを使うのが便利です。
 わざと「4」とか「3」とかに落としてやれば……まあそれでもCVTには変わりないんですけど……トルクのある走りになるし、エンジンブレーキが効いて下りも安心感が出ます。

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 そうして、岐阜県をどこかに見失ったまま、目的とする巨樹の所在地に近づいてきたようです。
 やがて山しか見えなくなった。
 と思ったら、猿! 猿注意!
 車の前を堂々と横切って橋の欄干に飛び乗ると……
 あっ、威嚇します!
 なにおう、くそ猿!

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 って、あっ。
 こういう道を走るんですか? 今回も?
 こういう道になってしまいますか?

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 まあ、ちょっとは険しくなりましたが……ああよかった、舗装は切れなかったし、そこまで長い道のりではありませんでした。
 秋口の雄大な自然を感じ、川の流れを聞きながら走っていくうち、目的の集落にたどり着いたようです。

 ここは岐阜県郡上市白鳥町。
 位置関係は地図アプリかなんかで見てみてほしいのですが……内陸の、最も山深い位置で福井県と境をなしている岐阜県の町と言えると思います。

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 そこにある「白山中居神社(はくさんちゅうきょじんじゃ)」。
 大変歴史のある神社です。
 目的の杉はこの神社の裏手にあるということで、神社の雰囲気にも惹かれたのですが、先に見にいってしまいます。

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 なるほど。
 この先のようです。
 300メートル。
 なんていうわかりやすい立て札だ(それしか書いてない)。

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 しかし、この300メートルがハードでした。
 そのまま裏山を登る形での300メートルで、斜面は急だし、道もどんどん道ではなくなってくる。
 息が切れます。

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 そしてそして。
 普通300メートルというとサンダル履きでコンビニにガムでも買いに行くみたいな距離ですが、それにしては随分ぐったりしながらも、目的の素晴らしい巨樹「浄安杉」に出会うことができました。
 なんという逞しい杉だろう。感動しました。

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 斜面のことを考えると三脚を置いてきたのは正解だったようですが、おかげでヒューマンスケールを撮るには、今回もこんな有様です。
 まともに三脚を携行して使用するという流れがあまりにも少なくないですか。
 まあいいか、撮れてるし(※写真が上達しない理由がそれです)。

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 浄安杉の立派さ、その由来のしょぼさに感じ入りながら、神社に戻ってきました。
 ここまでせっかく来たのですから、ちゃんと神社にもお詣りしましょう。
 こんな山深くにあるというのに、戦国武将など、ものすごいビッグネームからも大事にされているようです。
 歴史もとても古そうです。
 個人的に、キクリヒメを祀っているというのは珍しいなと思いました。

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 敷地は広大で建築もいくつもありますが、本殿はそこまで大きい印象を受けません。
 冬は雪深いのでしょう、覆いとなる上家に守られています。

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 これが本殿です。
 お賽銭を入れて、と……(なんか「世界ふれあい町歩き」みたいな感じになってる)。
 色彩はありませんが、なにやら彫り物が凝っている印象をすぐに受けます。
 近くに解説文があるので読んでみるのもいいでしょう。

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 ふむー、なになに。
 さっきも読んだ由緒とともに、彫刻のことが説明されていますね。

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 ははあ、なるほど、ぷっくりした鳥がいると思ったら、これは「粟穂に鶉」だったのですね。
 こういった彫刻で鶉というのは珍しいように思います。
 題材も面白いし、確かに活き活きとして、粟の葉や波(雲?)の質感もよくできています。 

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 そして龍も。
 って、見ていて気づいたんですが、この龍、翼生えてませんか?
 面白いと思いました。

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 興味深いことが多くあったのも確かですが、普段なかなか見ないところまでじっくり見たような気分になりました。
 ここにいるととても気分が落ち着いて、そういう考えに頭が回るようです。
 いや、単に人がいなかったせいかもしれませんが。
 良い……好きな神社だと感じました。

 さて、では、次へ進みます。
 まだこの先に待ち受けている巨樹があるのです。
 道は……どうだろう、大丈夫なのか? でも行ってみるしかない。
 こういうの、たまりませんね。

(続く)
>> 2018/02/20 14:22
けっこう山深いところに立派な神社があるんですね。
繊細な印象の彫刻です。
(「うずら」が読めずに検索してしまいました)
うずら、そのまんまのかわいさ^^

本当の目的の巨樹、どんなでしょう?
手前の階段の木も立派なのに。
次をたのしみに^^
>> 2018/02/20 20:02
こんばんは。

岐阜県、知名度低いんですよね~(笑)
位置はどこよ?って。
しかも山ばっかり。
猿は平気で庭先の柿の木に登ってることもあるんですよ。
前に名古屋に行ったとき飛騨の山猿って言われました(笑)
今回は舗装されてる道でよかったですね。

次の巨木も楽しみです。
>> 2018/02/20 23:02
ぴよ社長さん>
かなり山の中に入って来た感じのところに、こういう歴史のある神社。
相乗的に尊さを増して感じますね。
彫り物はいい出来だったと思います。
こう見ても可愛いですもんね、うずら。笑

前回登場のタワーのような浄安杉も、実はあれで御神木ではないんですよ。
お楽しみに……笑
>> 2018/02/20 23:05
チビmomoさん>
岐阜県、福井の方からお邪魔してみました。笑
いやあ、茨城県の僕からすれば、ど真ん中ですもん、いいところにあるよなって思います。
ただまあ、ほんと山深い。まだまだ解明されていない場所がたくさんあるんじゃないか、なんて思いました。
猿とは車を止めてしばし睨み合いましたが、強そうなので逃げました(僕が)。
岐阜県をもう少し楽しみます!
>> 2018/02/21 00:03
神社のにおい嗅ぎ付けてきました(

うずらかわいいようずら。
この彫刻はほんと珍しいですね。
景行天皇、鬼畜親父(酷
白山さんは越前から越後、その周辺のイメージだけど広範囲で祀られてますよね。氷川神社とは違うよな…。
白山さんと言えばくくりひめちゃん。
うちの近場にも紫陽花が有名な白山さんがありますぜ。

つか、郡上に行きたいんですよねぇ。
>> 2018/02/21 12:35
さかしたさん>
さかしたさんならどう見るんだろうな、と、ちょっと気になりました、白山中居神社(笑)。

菊理姫は全然知らないよなあと思ってましたが、イザナギイザナミの絡みでちらっと出てくるだけなんですよね。実にミステリアス。
なんか一言告げるだけなので、告る、みたいな語源だったのかなと。
で、なるほど、白山信仰にはゆかりがあったんですね。ふむふむ。

白山信仰はいろんなところにありますよね。
しかし、行ってみて、ここは本物だぜ……というような雰囲気がありました。
巨樹込みでぜひ訪れて欲しいです。
行くとしたら……レンタカーなのかなあ。
郡上もいいですね。ぜひツアーリングを(笑)。








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