2018/06/26//Tue.
福井や兵庫にちょっと行ってみる旅 5
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K-1 / CZJ Flektogon 35mmf2.4 / HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR
iPhone7

<開会の挨拶>
 敦賀での充実のお昼タイムの後。
 このままだと「腹の皮突っ張ると目の皮たるむ」状態必至とみて昼寝……ではいかん、昼寝ならおうちでできます(むしろおうちでしたい)、と、我々は歩き始めました。



<ごあいさつと式次第>
 学術的なサミットを開催するんじゃなかったの? というところですが、すでに歩きながら始めていた感じです。
 元々が街歩きスナップで知り合った人たちですから、むしろ歩きながら話した方が良い話し合いができる(多分)。
 じっとしてたら眠くなってしまうその方が断然内容が濃くなる予感がします。

 スナップと最近の写真環境について、あるいは機材のことについても話したいし、もちろん巨樹のことについても意見交換をするつもり。
 話したいテーマがいっぱい思い浮かぶのはいいことです。

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<会場のご紹介>
 そういうわけでほっつき歩く。
 敦賀の市街地を抜けると、ほどなくして日本海に出ます。
 ここから見る海がいつもきれいなんですよ。
 前に来た時は冬だったので、向こうに見える山蔭に白いものがあったりして、いずれにせよ、とても清々しい気分にさせてくれるところです。
 名所ですねえ。一度はオンシーズンに海水浴を楽しんでみたいです。

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<カメラのうんちく>
 さて、お二方はコンパクトカメラをかっこよく使いこなすスナップの熟練者であるのに、僕はといえばシグマさんがヨーカン不足なので、また一眼レフです。
 さすがにこれは無粋だなあと感じたので、レンズを単焦点マニュアルレンズのフレクトゴンに替えてみましたよ?
 平成も終わろうってのに、写りが東ドイツだなあ……笑。
 とはいえ、こういうテイストも生っぽい感じがして相変わらず好きなんですが、デジタル専用レンズの超高精細な感じとの差が大きすぎ。
 レンズって大事なんだなあと思い知ります。

 巨樹写真は記録の意味が強いと思うし、細部も残したいからベストを追求しますが、息抜きにはこういうローファイなスクリューレンズが心地いい時もある。
 機材談義も久々にたくさんできましたが、うーん、面白い。笑
 三者三様なところはありつつ、ニュアンスよりも頑丈さや防塵防滴やコンパクトさといったハードウェア面を重視する傾向で合致するのも興味深いところ。

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<15分間の休憩>
 この砂浜沿いに、有名な「気比の松原」がずーっと続いています。
 暑いくらいの日差しだったので、松林の中は気持ちがいい。

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 マツクイムシの猛威にさらされる松がこんなに立派に、こんなにたくさん。
 巨樹とまではいかないながらも、相当大きく育っています。
 一般的に山には赤松、海辺には黒松と言われますが、ここでは両方ありました。
 前者を女松、後者を男松というので、たまに合体樹みたいに生えてしまうと、夫婦松とか言うらしい。 

 それにしても、白砂青松とはこのこと。
 ああやっぱりこの街にしてもらって良かったなあと思いました。
 奈良県民であるRYO-JIさんは、海に来ただけで気分が踊るとのこと。
 確かに、奈良の山は深かったもんなあ。
 僕は海辺の民ですが、きれいで静かな日本海を見ると、いつも気分がすっきりします。

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<思わぬ番狂わせ>
 で、この長い松原を抜けていくと、そんなに遠くなく目的の巨樹にたどり着けるはずだったんですが……。
 なかなかつかない。
 でも、まあ、たくさん世間話ができたのは楽しかったです(笑)。

 お墓に生えてた樹が目について撮ったりしました(ちゃんとピントせよ)。
 これ、榊ですね。
 榊にしちゃすげえデカい。
 そりゃあ巨樹とは言えませんが、ここまで育つには100年は経ってるんじゃないかと思います。

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 お寺の景色を目指して来たつもりなのに、なぜか目の前に工場が立ちふさがります。
 木材を粉砕し、煙が立ってたりするので、ウッドチップとか合板とか作ってる会社だと想像。
 どうやらお寺はこの広大な工場をぐるっと回り込んだ先にあるらしい……。

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<目的地に到着>
 あえて強調するほどではありませんが、煙が流れて来て、木材が加工される独特な匂いもある。
 そんな中をさらにテクテク歩いて行くと……あの先が目標の西福寺です。

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<現地巨樹観察会とその考察、意見交換>
 西福寺ではスダジイの巨樹を見ました。
 強烈な印象を叩きつけてくる巨樹ばかりを巡って来たので、それらから比べると、このスダジイの老木はいかにも普通に「樹」というたたずまいに感じますね。
 
 奇しくも、ちょっと考えてみたくなる点がここにあります。
 我々は、本当に樹を見ているのであろうか?
 巨樹を見るという時、何を求めているのだろうか?
 その姿形やびっくりするような巨大さは深く考え込まなくても楽しめる要素ですが、一生その場を動けない樹木という存在が、どうして何百年もそこにあり続けることができたのか……その膨大な時間の流れを考えると、そこに我々人間の在り方や面影のようなものが見えてくるように思います。
 人間は極めて破壊的で刹那的です。
 それがどうしてその樹を伐らず、逆に育み続けたのか……その物語をこそ、知りたいと思うのかもしれません。

 敦賀市近辺には目立つ巨樹が少ないこともあり、他のものは無理に追わないことにしました。
 またテクテク市街地まで歩いて戻りましたが、暑く、何の変哲もないコメダ珈琲店に入ったら、巨樹ならぬ我々の尻に根が生えてしまいました。
 落ち着いたことですし、さあ、わからない人には本当に面白さが全然わからない、巨樹探訪サミットの開催です!


<「みどりのサミット」2018年・福井県敦賀市大会>
(さっきから思ってたんだが、この変なお題目みたいなの何? あとイベント名がスーパーのパクリみたい)

 まさか議事録はとってないので、特に興味深いと思った議題だけをざっくり書くとですね、

 ・巨樹を巡る旅の魅力と、最近ますますの内容の濃さについて。
  それがなければ一生行かないであろう場所に行ける喜び、そしていつの間にやらされているアウトドア……。
  いつかけっこう大変な目にあうかも知れん。

 ・無闇にたくさん訪ねれば良いということではないということ。
  ひとつひとつの個性に真摯に向かい合うためには、1日4箇所が限度ではないかと考察。
  5と言いたいのはやまやまだが、経験からして、時間も足りず、疲れて感性が鈍ってくる。
  そうなってしまっては折角訪ねる意味も損なわれるし、楽しくないではないか。
  何より巨樹に失礼なことこの上なかろう。
  「やめとこう 件数ばかりの 巨樹探訪」(スローガン……?)
 
 ・訪ねる順番も実はすごく重要である。
  今回の福井編のプランニングは成功だったものの、逆だったらと思うと台無しである。
  チョコレートパフェーを食ってからソースカツを食うようなものである。
  これまでの旅にそういう例がなかったか……それなのに配慮なく酷評を書いてしまう狛野郎は十分に反省するべし(ほんとそう)。


 そういうようなことを、何時間だったか……気づいたら18時くらいだったと思うので、結構長々と話しあっていましたね。
 あのう、環境省とかの人たちですか?
 いや違います、別に普通の写真好きのおっさんたちなんですけど……異様に充実した時間を過ごしてしまいました。


<閉会の挨拶>
(こういう題目つけられると、自然とそういう風に書いてしまうじゃないの)
 こうして第一回大会が催せたのはまことに喜ばしいことでした。
 遠路はるばる参加してくださったRYO-JIさん、to-fuさんには大感謝です。
 さらに充実した次回を是非開催したいとも思うのですが……会場はどこになるのでしょうね?
 (「三宅島」「屋久島」「台湾」など候補地が上がっていましたが、もう無茶苦茶)
 近い再会を願ってお別れしました。

 お二人はこれから京都と奈良に戻られるわけで、となるとこの辺りが時間的限界ということです。
 振り返ってみても、この日やりたかったことに対して敦賀という都市はとてもピッタリだったと思います。
 そこで出くわすイベント自体は控えめでしたが、それゆえに話したかったことを邪魔しなかったし、何と言っても居心地が良かった。
 敦賀にもまた来たいと思いました。
 本日は! ほんとうに! ありがとうございました! (拍手)



<その後、狛は……>
 さてと。
 ひとりになってしまったし、わびしく今夜の宿営地を探しますか(今晩どこで寝るのかもまだ決まってない)。
 三者での会合は今日きりでしたが、実は明日またto-fuさんと合流して、兵庫方面へ進出する予定なのです! 
 やりたいことは全力でやる方針。笑

 ということで、第一目的地付近まで夜のうちに進んでしまえば苦労が少なくて良い。これこそ車中泊旅行の最大のメリットです。
 山がちな地域に入ることは予想できたので、便利な敦賀にいるうちに食料調達やお風呂も済ませてしまうのがベストではないか。
 ん、お風呂……?





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 ここか!!! 笑
 サフラン湯については、経験者であるというto-fuさんからざっくり聞いている。
 なんでも、けっこう良いらしく、何度も利用したとか。
 じゃあ僕も! というわけで。

 (お風呂屋さんなので音声のみお楽しみください)
 うわっ、平成も終わろうというのにこんな銭湯が! 番台におばあさんがいるし! 
 すごい時代がかった内装! 絵に描いたような素晴らしき銭湯。あの棚、あの体重計、あの牛乳。すげえ年季。
 そして、話には「めっちゃ熱い」というお湯ですが……グワーッ!!!

 熱湯ですかこれ?
 現地のおっさんもグフーとか唸りながら入ってて、我慢大会的様相を呈する。
 しかし、一日歩いて来た暑い日に、この熱い風呂がめっぽう気持ちよかった(身体真っ赤になりますが)。
 敦賀に来た際にまた是非利用したいところが増えました!
 

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 人間ゆで卵みたいになりながらショッピングセンターまで戻って来ました。
 いやあ便利だなあ! ATMもあるよ!(番台で払ったら、現金をほとんど持っていないことに気づいた)
 楽しくなって食料品売り場で色々と買っちゃう。
 そして、目の前にあった敦賀名物の屋台ラーメンで晩飯を食ってしまう。

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 あー、この感じ。
 豚骨と鳥ダシだったかな、そんな感じの独特なスープなんですよね。
 お風呂に入ってご飯も食べて、ここでふわーっと心地いい疲れが満ちてくる感じでした。
 屋台で時々映像が乱れるテレビをボケーっと眺めるようになってしまい、いかんいかん、と立ち上がる。
 まだあと数十キロ運転するのだった。

 余韻を噛み締めながら京都の山中までコマを進め、静かな道の駅泊をしました。
 このすごい充実感が一日の出来事であるとはちょっと信じがたいところもありつつ。
 おかげさまでありがとうございました。
 みなさん、お疲れ様でした。

(つづく)

>> 2018/06/27 21:39
サミットからもう一ヶ月経つんですねぇ。
海はやっぱりいいなぁ。
裸足になって浸りたかったんですけどね、ほんとは(笑)。
>> 2018/06/28 09:47
RYO-JIさん>
その節はありがとうございました。おかげですごく楽しい旅でした。笑
ここの海は穏やかだし、僕もザブザブ行きたかったですが、もう大人なので、なんとかこらえました。
カメラや写真談義ができたのも良かったです。またやりたいですね。








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狛です。
スナップ経由の風景写真、巨樹探訪旅、無計画な遠出の紀行文が色々あります。
いつもどこかで何かしら変なことが起きます。

・巨樹探訪旅やってます。・
「巨樹を訪ねる」一覧



・11日間、2600キロ超。
 行き当たりばったり旅の紀行文・
「西日本長距離車旅」



・写真展(2013.2)・
「旅の、まだ途中」
(Web版が見られます)



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