2018/11/01//Thu.
秋の北海道巨樹紀行2 苫小牧、占冠、阿寒へ
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K-1 mark2 / HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR
MX-1

 今のところ、理想通りの北海道。
 燃えるように色づく山が、ものすごく美しい。
 途中で高速降りてよかった……。


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 苫小牧に上陸し、さて1日目(10月12日)は移動日です。
 気ままな巨樹探しの彷徨……も、もちろんあるけど、翌日の13日、14日は、実はとあるイベントに参加予定なのです。
 そのために急遽北海道行きを決めたということでして、でなかったら四国にいたかも。笑
 ということで、会場がある阿寒湖まで行かねばならんのです。
 苫小牧〜阿寒は、幸い高速(道東道)が通じていて、一本で走り切れる。
 だいたい300キロ、4時間。

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 しかしながら、フェリーの中でもフェリーダイエットを試みていた僕です(単なる食糧不足)。
 まだほとんど旅なんかしてないのに、下船即腹が減って仕方なく、苫小牧港近くの「味の大王」に駆け込んでカレーラーメンを食う。
 このカレーの主張……ラーメンスープ感が全然なくてすごい濃いカレー、しかも辛い。ライス。
 これが北の大地の冬の厳しさなのだな! 極寒だからカレーラーメンもこうじゃなきゃダメなんだな! ライス。
 と、別にまだ秋なんですけど、興奮して(がっついて)食べました。

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 ふいー。我が白いシャツは無事であった。
 と、落ち着いたところで、再び地図を見直しまして。
 時刻はすでに14時を過ぎており、ということは、そのまま行っても阿寒湖温泉に着くのは夜です。
 当然、まっすぐ走ってしまうのが問題なくて良い。

 しかしながら、北海道でこれだけの距離を走るというのに、その過程で何も拾えないというのは極めて勿体無いのではないか?
 ……腹がいっぱいになったことで余計なことを考えるようになってきます。
 それに、フェリーの中で地図を見ていて、実際気になるモノを見つけてしまっていたのでした。
 やはり1箇所だけ。これだけ寄って行こう。そう決めました。
 高速のルート上にあるし、どうやら夕張の先にある占冠(しむかっぷ)というところで降りれば良い、簡単なルートらしい。
 そういうこと。では、走りましょう。


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 実際問題として、北海道にお友達がいないので、「しむかっぷ」と言ったところで「ああ、しむかっぷね」という話には全くならないでしょう。
 この場合占冠村が恵まれているのは、有名な星野リゾートとやらがある(一生行けないであろうので他人事)「トマム」というところの隣の村と説明できる点。
 人口は1200人、冬は大変に寒い。

 占冠出口で降りて、道の駅でトイレ休憩してみると、外気のあまりの冷たさにびっくりしました。
 慌てて一枚着込む。
 見れば、紅葉・黄葉が眩しいほどです。
 ああ、行ったことがなかった北の地に、今自分はいるんだなあ……という実感が湧きます。
 しかし、どんどん日が傾いてきている。
 そんなに遠くはないはずですが、急がねば。

hokkaido1861.jpg

 急がねば。
 って言ってんのにこの人は。

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 えー、だって、たまらんくらい綺麗じゃないですか。
 写真撮りなのに、これ撮らない人はバカ!!(ピーコか?)
 虹まで出てしまって、あまりにレベルの高い絶景ぶりにテンションが上がってしまいました。
 道はどこまでもまっすぐ、レインボウ・チェイサー、このまま行くと虹の中に突入するんじゃないかと思った。

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 しかし、日没までは本当にもう余裕がない。
 ハラハラし出した時、路肩に大きく目立つ樹が出現しました。
 これだ!

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 「不思議な泣く木」。
 泣き声を発するためどうしても切れなかったというハルニレの大木です。
 切ると祟るとか、泣き声が聞こえるとか、そういう樹霊の伝説は日本各地にありますが、開拓に由縁している点やアイヌの悲しい話が結びついている点など、いかにも北海道にしかあり得ない樹だと思いました。
 ハルニレの巨樹を見るのも初めて。
 かなり傷んでいましたが、不気味で近づきがたいような感じはありませんでした。
 当初からの予定にあったわけではないですが、この樹の存在に気づくことができてよかったです。

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 北海道巨樹行の先鞭を幸先よく付けられたように思いました。
 ストンと日が落ちた中を走り続け、阿寒で高速を降りる。というか、阿寒が終点なのです。
 そこからは下道ですが、阿寒が近くなるにつれ、灯りがほとんどない森の中の道になってきました。
 道に「シカ注意」って書いてありますね。

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 不意に、前を走っている現地の人の車がブレーキを踏む。
 見ると、います。
 いる、どころではなく、鹿だらけなんですけれども。
 道の両側に20、30といる。
 いやだ本当シャレにならん、出てくるんじゃねえぞ。
 気を抜かないように走ります。

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 無事、阿寒湖温泉の今宵の宿に到着。
 3000円の素泊まり宿(タコ部屋じゃないよ)ですが、ここんちはお風呂が良かった。
 石造りのちゃんとした温泉で、源泉掛け流しを楽しみました。それはそれで贅沢。
 狭くても個室で寝られるのがやっぱり良いです。落ち着く。
 (何を言っているんだと思われるでしょうが、そうなの)

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 全部出してみても、食料が心もとない。
 晩御飯は移動を重視したために結局セブンとかイレブンとかそういうのになったのですが、その際に買ったご当地パンと非常用のカロリーメイトしかない。
 翌日の昼食にこのカステーラとやらを食ったのですが、どういう味だと思いますか。
 想像した通りの味ですよ。この変なポフポフに口中の水分を吸収されて、窒息しそうになる。なるほど。

 せっかくきれいな写真で始まったのに、結局いつもの貧乏くさい感じになってしまってごめんなさい。
 とはいえ明日は、しょっちゅう道に迷っている僕には珍しく、団体の会合に出席です。
 有意義な日になるといいなあ。
 そんな、いつもとは少し違った期待を持つのでした。

(つづく)
>> 2018/11/03 21:49
あぁ、いいですねぇ。
旅のドキドキワクワクが伝わってきます。
しかも北海道、ひと足早い紅葉が見事です。
シカはヤヴァイですね、車の方が壊れますね、to-fuさんみたいに・・・(汗)。
>> 2018/11/04 08:41
RYO-JIさん>
植生が変わるので、紅葉は文字通りの「もみじ」ではないんですが、北海道は規模がものすごいですね。
こんな大きさで視界を覆ってくる秋の景色は初めてでした。
あまりそういう景色自体を追い求めて行かないというのもありますけどね。
鹿は、出会うとは思ってましたが、あんなに幅を利かせているとは。
もう、食うしかない。








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・11日間、2600キロ超。
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