2018/11/03//Sat.
秋の北海道巨樹紀行3 阿寒で巨樹フォーラムに参加
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K-1 mark2 / HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR
MX-1

 旅って面白いですね、やはり愉快ですね。
 なんでバイクの写真なんだよ、お前んじゃねえだろう、というお声もあるでしょうが、置いといて。
 10月13日は、行き当たりばったりばかりの僕には珍しく、阿寒湖温泉でとあるイベントに参加する予定なんでした。

 予定! 予定がある!
 決められた時間に決められた場所に行って決められた行動を取らねばならない!(当たり前です)
 フェリー乗船などの他には普段の旅路でそういうことがほぼないので、ちょっと緊張してしまいました。
 まるで、使命のある偉い人になったような気分です。


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 ということで、前夜のうちにしっかり阿寒湖温泉入りし、一泊したわけです。
 朝も寝坊せずに起き、小豆のロバパンを食って(持て余した)、十分すぎる余裕を持って出発。
 案の定というか何というか、会場入り口がわからなくて通り過ぎ、あれ? あれ? と思っているうちに舗装が切れ、周囲がもうこんな森林です。
 北海道ってすごいね。

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 行くの早過ぎて、係の人がまだ誰もいなかった。
 当然案内も得られないので、結局時間ロスにつながってしまう。
 これは教訓ですよ! あーあ。

 駐車場の脇がキャンプ場になっており、なんか実際泊まってる人がいました。
 よくやるよ……というのが半分、よし無事寝られるんだな、と車中泊に対して安堵を得たのが半分。
 でもなあ、あんな脆弱なテントで寝てる時にクマさんに出くわしたくないなあ。
 キツネさんでも嫌だ。

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 道草してないで、そろそろ受付開始ですよ。
 何のイベントかといえば、何を隠そう、これです。
 「巨木を語ろう 全国フォーラム 第31回 釧路大会」。

 実は昨年から、より巨樹探訪の活動充実化を図ろうと「全日本巨樹・巨木林の会」に入会してみたのでした。
 何ヶ月かにいっぺん、最新と言える巨樹データを含む会誌が送られてくる他、各地で観察会などがある。
 年一回のフォーラムも長年続いていて、有名な巨樹がある各地の都市で行われ、同時にエクスカーション(野外調査)もみんなで行きます。
 今回は北海道で行われる初めての大会。

 会場はこういうところでした。普段はアイヌの伝統芸能などを披露する劇場らしい。
 余談ですが、この劇場の名前「イコロ」にしても、「ロ」だけが小さい「ロ」だったりするのであって、他にも小さい「プ」とか、どうやって発音するんだよ。

 フォーラムに参加してみたいとは思いつつ、なかなか遠くまでは行けないものだし(「行ってるだろ」とは言わないで)、北海道初上陸を絡めて思い切って攻め込んでみた次第なのです。


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 というわけで書き疲れたので(勝手)、また日記を引用させていただくとします。
 冒頭のバイクの写真が何なのかもわかりますよ。そりゃそうだ。





10月13日

 釧路市、阿寒温泉にやってきた。
 13日は全日本巨樹・巨木の会のフォーラム、14日は阿寒湖周辺の保護林でのエクスカーション。
 予想通り参加者はご高齢層が多いが、総会はともかく、のちのフォーラムに至っては若い世代も入ってきた。

 それぞれの地の愛好家が熱心に活動していることがわかった。面々も、要するに「安久山の大ジイ」の平山サンが何人もいるようなもんで、すごく濃い。
 各地には本当にいくつもの巨樹愛好団体があるのだなと感心する。

 フォーラムでは、加えて、まりも博士によるまりもと巨木林の関係を語る講義(長いしすごく学術的)、アイヌ文化について、ネイチャーガイドさんの話、環境省や生物多様性センターの方々の活動報告とお話(主に観察結果をフォローアップしてください、たのむ!)……と続いた。
 充実した内容だったと思う。自分でも、巨樹探訪にさらにやる気が起こった。

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 フォーラム後に「まりも通り」でメシ屋「味心」の開店を寒い中うろうろして待ち、エゾ鹿丼(正しくは深山(みやま)丼)を食った。
 開店を待ってまでここにした甲斐はあった。

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 行者ニンニクを添えたバター風味の鹿丼がかなりうまかったというのもあったが、隣に座ったバイク旅の若者と仲良くなったのだった。
 こちらがツーリングマップルを見ていたため、バイク同士と思われたのがきっかけで話が始まった。やはりバイクの人にはバイブル的位置付けの本らしい。
 こちらはクルマなわけだが、話すと、気兼ねない車中泊旅ということで仲間だと思ってもらえたようだ。話に花が咲いた。

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 オフロードが好きらしく、林道アタックしていてチェーンが切れ、8キロもバイクを押して舗装路に出てきたところを、このメシ屋のおかみさんにレスキューされた縁だという。
 修理に必要なパーツがなく、数日阿寒に足止めを食らっていたようだ。
 北海道を手始めに日本中を回るつもりだというので、ぜひやってくれ! とエールを送っていると、なんだかいたたまれなくなったのか、メシ屋のおかみさんとおばあさんにトウキビやら遠足っぽいお菓子セットやら、いろいろ恵んでもらってしまった。
 ごちそうさま。


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 さすが北海道、10月半ばだが、日が落ちるとすぐに気温は10度を割って空気が冷たくなる。
 バイクの彼に礼を言って別れ、「まりも湯」に入りに行く。
 すこぶる感じのいいおばあさんが、寒くなってきたねえ、ゆー〜ーっくりあったまってってねー、と言ってくれる。
 それだけでもうあったまったような気になってしまう。

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 他にも、まりも湯のどこが良いかというと、男湯の入り口に「バトルシップ」のポスターが貼ってあるところ。
 「あいつあほか?!」「おまえのせいだぞ!」
 と、あさのただのぶのまねを、とうぜんする。俺、あのえいが大すき。

 そんなのはどうでもいいとして(ほんとにどうでもいい)、とても気持ちの良い温泉。
 温泉というか、「いい湯」という言葉がぴったりだった。
 阿寒は旅人に優しい街なのかもなあ……と、ちょっと嬉しくなった。

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 バイクの彼はずっとテント泊でへっちゃららしく、すげえな、で、今晩泊まるのはどこ? と聞くと、こちらと同じ道の駅「あいおい」だと言うので、笑った。
 とはいえライダーは廃列車を利用したホテル? に泊まれるのだそうだ。
 北海道には、列車や山小屋みたいなのを利用した彼いわく「ライダーホテル」がいくつかあるらしい。
 この道の駅には名物「クマ焼き」というのがあるとのことだが、とうとう開店している時に居合わせなかったので、仕方なし。

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 車を停めると、すぐ目の前にその列車ホテルがあった。暖かそうな灯りがついている。こちらも寝支度。 
 駐車場は広くて静かだし、装備を多くしたおかげで、おそらく0度近くになった車中泊でも無事安眠。

 そういうわけで、明日は再び巨樹の会で集まって阿寒湖湖畔の森林を歩く。
 普段は立ち入れない保護林を案内してくれるという。こういう機会も貴重だ。

(続く)

>> 2018/11/03 22:03
すんごく満喫していますね、北海道を(笑)。
エゾシカ丼も旨そうですし、まりも湯もいいなぁ。
北海道はライダー天国と聞きますが、そりゃライダー以外も楽しいに決まっています。
自然も食もお湯もいいんですからね!
でもクマ焼きは残念でしたね。
自分も一度試してみたいと思っているんですよ、クマ肉は。

バトルシップは見たことないですね、いいんですか、そうですか。
機会があれば見てみます。
>> 2018/11/04 00:22
クマヤキがわしのハートを鷲掴みにしている。
とても興味津々w
>> 2018/11/04 08:54
RYO-JIさん>
なかなかリッチにグルメには行かないとわかっているので、範囲内で楽しもうと。笑
ライダーさんはたくさんいました! ワイルドドライブを楽しみたい人にとっては、北海道はまさに天国でしょうね。
クマ焼きは肉じゃあないんですよ。笑
だから別にいいやと思ったとか思わなかったとか。

バトルシップは愛すべきくそ映画ですよ。
どこでもレビューの星がすごく低いのに、なぜかみんな大好き。
熱血バカな地球人VS超不器用エイリアンの戦いです。
>> 2018/11/04 09:02
さかしたさん>
クマ焼きは熊肉じゃあないんですよ……え、知ってる?

https://hokkaido-labo.com/michinoeki-aioi-kumayaki-16320

こういうものらしいですね。
粉物はなんでも一緒だろ? と思いきや、豆乳クリームとかうまそうです。
>> 2018/11/04 21:01
聞いたことしかないような地名が飛び交っていて、それだけで感動しています。
阿寒湖なんて僕からすると伝説の大陸ムーであるとかアトランティスなんかと何ら変わらない響きです 笑

出会いは一人旅の醍醐味ですよねえ。僕も旅の夜は蛾のように明るい方へ引かれていく習性を持っているので、地元の方や同じような旅行客の話を聞いて楽しむことが多いです。皆様同様、熊肉は昔マンガ「流れ星 銀」(何か犬がクマと戦うやべえやつ)で熊肉は犬も食わねえというのを読んでから、どれだけ不味いんだよと興味を持っています。死ぬまでに一度食べてみたい。

あ、僕もツーリングマップル関西買っちゃいました 笑
これ読んでると自分オリジナルのドライビングマップルを作りたくなってきて困ります。
>> 2018/11/05 17:00
to-fuさん>
聞いたことしかない地名、なるほど。笑 そうですね、僕もそうでした。
そういう点では、北海道ってのは憧れの地になりやすいというか。
実際にその地に自分の足で立つというのは感慨深いものですね。
関東は真ん中あたりなのでアレですが、九州の人から見た北海道っていうのはもっともっと遠いのでしょうね。

車中泊が孤独なので、せめて晩御飯くらいは人が集まるところで食べたいものです。
ネタになりそうなB級を食いに行くと、それ目当てに集まる人と触れ合う確率も高くて、それがまた味わい深いですよね。
熊肉はマズイというのは僕も聞きました。まあ、うまそうには見えないし。笑
それでも、クマ焼きが肉だったら、シャークのノリで食ってたかもしれませんが。。。
「流れ星 銀」は、作品風景的に北海道来ると思い出しますね。
今時は「ゴールデンカムイ」らしいですが、「銀」と来るところがやはり我々のジェネレーションといいますかね。
しかし、あれ、別に犬の必要ねえだろ……。

ここで面白い出会いにありつけただけでも、ツーリングマップルを買ってった甲斐がありました。
道路からの眺望など気の利いたコメントがついてるので、走るルート決めにもすごく役立ちました。
実は、「泣く木」もこれで知りましたし。
四国版をまた買うことになろうと思ってます!








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・巨樹探訪旅やってます。・
「巨樹を訪ねる」一覧



・11日間、2600キロ超。
 行き当たりばったり旅の紀行文・
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